2011年09月12日

十五夜(中秋の名月)(9/12)

(9/12・月)
 今日は、「 十五夜(中秋の名月)」。
 日本で、十五夜の月を鑑賞する慣習は中国から伝わったそうです。北半球では太陽と月の角度が観月に最も良い時節(明るい)になるそうです。
 初秋、仲秋、晩秋の三秋のうち、白露(9/8)から寒露(10/9)にかけてを仲秋といい、この間の満月(旧暦では八月十五日の夜の月)を「中秋の名月」「十五夜」などと呼んで、月が見える場所などに、薄(すすき)を飾って月見団子・里芋・枝豆・栗などを盛り、御酒を供えて、冴え渡る夜空の満月を眺め鑑賞します(お月見料理)。この時期収穫されたばかりの里芋を供えることから、十五夜の月を特に芋名月(いもめいげつ)と言う地方もあるそうです。
 中秋の夜に雲などで月が隠れて見えないことを「無月(むげつ)」、中秋の晩に雨が降ることを「雨月(うげつ)」と呼び、月が見えないながらもなんとなくほの明るい風情を賞するものともされているようです。また、俳諧では葉月十四日、十六日のことを特に「待宵(まつよい)」「十六夜(いざよい)」と称して、名月の前後の月を愛(め)でますが、日本の関東以西では、この時期、晴天に恵まれる確率は低いそうです。
 十五夜の月に対して「後(のち)の月」と呼ばれる十三夜は、日本独自の風習と言われています。ちょうど食べ頃の大豆や栗などを供えることから、この夜の月を豆名月(まめめいげつ)または栗名月(くりめいげつ)と呼ぶようです。余談ですが、江戸時代の遊里では、十五夜と十三夜の両方を祝い、どちらか片方の月見しかしない客は「片月見」または「片見月」で縁起が悪いと遊女らに嫌われたそうです。二度目の通いを確実に行なうために、十五夜に有力な客を誘う(相手はどうしても十三夜にも来なければならないため)風習があったそうです。
 ちなみに、今年2011年(平成23年)の十五夜は9月12日(月)、十三夜は10月9日(日)です。
“名月を とってくれろと 泣く子かな”  小林一茶
作成者:Sato

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Posted by Rokuty  at 06:54 │Comments(0)

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